心をこめて 美知子の一人静|俗塵を離れ実を仙境に置く 塵表閣

 

塵表閣だより

塵表閣

 暑中お見舞い申し上げます。

 東日本大震災で被災された皆様を思い、節電を考える皆様と一緒に、私共にできる今年の夏を迎えて…。
 
 昔の人々の知恵をお借りして。
 打ち水をし、朝顔などの蔦を緑のカーテンに。自然の風を感じながらうちわをあおぎ、蚊取り線香のほのかな香りを楽しむ。朝は鳥の声で目覚め、日中は蝉の声の競演、夕方には風鈴のやさしい音色に、涼しさを目と耳と肌で感じる。できればそんなひとときを大切に過ごしたいなあ、と思いました。


 
帳場   ひとつ仲間が増えました。塵表カラーの大傘です。苔緑色、二枚合わせ手漉き和紙で仕上がり届きました。飾り糸も同色で染めて下さいました。岐阜市マルト藤沢商店様、ありがとうございました。四代目主人とと私の夢でした。のれんの前の玄関先にお目見えです。強い陽ざしを少しでも和らげ、道行く旅の方々の一息処になれば幸いです。
 

 私と言えば……。
 出逢いがたくさんありました。
 林芙美子女史を研究なさっていらっしゃる日本大学芸術学部文芸学科教授・清水正先生と研究会の皆様。二代目茂の選挙応援や遊説に尽力されたエピソードお聞きしたりや、二代目マツとこたつを囲んで団欒している写真を見ているうちに、あっという間に時が流れました。

 東京にある芙美子記念館を訪ねた際、福江さんと再会し、お宅でお茶をいただきながら昔話に時を忘れました。お元気そうで坂道をゆっくり歩いてらっしゃる姿が印象的でした。芙美子女史の仏壇にお参りもできて貴重なひとときでした。

塵表閣

 久しぶりに日本温泉総合研究所の森本先生が訪ねて下さって、温泉水の酸化還元電位分析書のお話を聞かせていただき、有意義な時でした。湯守りとして頑張っている専務も手入れの良さを誉められ嬉しそうでした。

 

 先代から可愛がっていただいている藤森会長さんの紹介で、長野駅前の"油や"さんの社長さんとお会いしました。独学だそうですが、身体の痛い所があればどの部分をマッサージすると楽になるかという絵図をいただきました。「お風呂上りのお客様に役立てて」と。ありがとうございました。8月からプリントして始めます。

 有馬温泉御所坊の金井社長さん来訪。講演でお見えだそうで嬉しかったです。専務が一年余り修行させていただきお世話になりました。今後の宿の姿など学ばせていただきました。私ども宿の一歩、二歩先を歩んでいろいろなアイディアを実現させていくパワーは、ますますと受けました。見習いたいです。

それではまた来月に。
合掌

平成23年7月28日
追伸 
6月お休みしてごめんなさい。ご心配おかけして…。
人の情、しみじみ感じました。